HOME 第3回 我が町の粋な人
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編集部コメント

麹屋バー

店内

顔

東京都板橋区成増2-18-9第二実光ビルB1F >>地図
TEL:03(3979)3399
OPEN:17:00〜2:00
日曜日定休


今ならまだ飲めるかも?
 
"NIKKA SINGLE CASK"
No.129697
 
"GLENMORANGIE 1975"
COTE DE NUITS WOOD FINISH

わが町の粋な人過去記事


夏も終わりに近付き残りの暑い日が続く中、ふと秋を感じさせる涼しい風が吹く夕方に、麹屋バーの木製の扉を押した。
マスターの内山尊則さんは、いつもと変わらず気さくに迎えくれた。仕事中は糊の利いたシャツにボウタイを締め、キチンとしたバーテンダーの空気を醸し出しているが、私服の時のリラックスした雰囲気も格好よく感じる。普段から大袈裟にしたり、出しゃばったりするのが余り好きでは無い、そんな性格なのは分かっていた。今回も、顔写真を撮ろうとしたが『魂を取られてしまうから勘弁して下さい!』と、インディアンみたいな事を言ったりした。此れが内山さんのユーモアだった。

成増にお店を決めたきっかけは“風水”だと、変に迷信深いのか? 流行に敏感なのか? よく判らない。が、西の方角が良いとゆうことで探し、手頃な値段に自宅の江古田からの距離を考えて成増になったという。2001年の3月にオープンして、風水のお陰というよりもマスターの魅力と努力が実り、お客さんも順調に増えているようだ。喋っている時は気さくで軽妙な会話が持ち味だが、シェーカーを振らせるとその顔も姿勢も変わる。長いバーテンダー修行で培ってきたプロの姿が垣間見える瞬間だと思う。勿論、オリジナルのカクテルも多数バリエーションを持っているので、リクエストしても大概のイメージに合うものを出してくれる。
マスターの得意なカクテルはサイドカーらしいですよ。それに他所からの情報だとコンクールで入賞したり、多くのトロフィーを持っているとか。でも、内山さんはそんな事は語りません。

マスターにとって酒とは楽しむものであり、お客様との素敵なコミュニケーションの時間を大切にしたいと思っているらしい。そして、変な格好をつけた形式という拘わりが嫌いだと、『プレミア物だといって高級なお酒を飾って置いたり、馬鹿みたいな値段では出したくない!』と、小さな声で強く言った。だから、此の店では入手の困難なお酒ほど惜し気もなく封を切るし、高級なお酒ほど他所のお店よりも安く美味しく飲める。
店を訪れる度に良いお酒を入手している事が多く、奨められて飲むと確かに凄いお酒で非常に得をするという事は数え切れない。若しかして来ていない時に良いお酒が入荷し、知らずに無くなっていくのかと思うと残念で惜しいという気もする。最近マスターに奨められて国産のウイスキーを口にしたんだ。此れが驚き、桃の木、たまげたの木というか、ぶっ飛んだんだよ。此れまでに飲んだ事のない口当たりで、濃厚とか薫りが好いとか芳醇なんて言葉も当て嵌まらない、此れまでに味わった事のない旨さなんだ。美味しいというのではなくて、実に旨いんだよ。此のウイスキーが国際コンクールでグランプリを獲得し、英国人やウイスキーに煩い外国人を驚きと賞賛の渦に巻き込んだという、そんな話をマスターから聞いた。此のお酒が他所の店より安く飲めるとなれば、飲んでおいた方が絶対に好いだろう。

お店にはマスター以外にアルバイトのスタッフが3人いると、大学生でその内の二人は中国から留学生なんだ。曜日によってスタッフの顔も変わり、麹屋バーの雰囲気も変わるんだ。特に中国の女子大生の彼女はマスターにとって胃薬の手放せない存在のようだが、その子とのやり取りが楽しくて来るお客様も少なくはない筈だと感じる。私も間違いなく彼女のファンなんです。
お酒を独りで楽しむ事もできて、時にはマスターやお客様と素敵な会話を楽しむ事もできる。格好よく、気品が有り、其れでいてシンプルなバーが地元に出来たのは大変に御機嫌で嬉しく思うのです。此処の店の色合いが醸し出す雰囲気がマスターの内山さんの心です。素敵な内山さんと風水に乾杯!

休日のマスターは自宅から自転車に乗って、中野を通り抜け40〜50kmぐらいの距離を走破するのが好きらしい。そして、夕方にはお気に入りのお店に行き、日本酒を飲みながら美味しい料理を戴くそうです。サイクリングが好きな女性は付き合ってみると、美味しいお店にも連れていって貰えるかも知れませんよ。はい、そうなんです、内山さんは独身貴族???なんですよ。

大学生の頃からバーテンダーの仕事を始め、時には寄り道しながらもシェーカー振り一筋で来たマスターは、やはり此の仕事が好きだからこそ続けられるんでしょうね。今はアルバイトさんだけですが、此れからは自分の想いを受け継ぐような人材も育てていきたいそうです。本当にバーテンダーになり、一流の技術を身に付けたいという人は麹屋バーの扉を叩いてみたら好いですよ。一から内山さんが色々なノウハウを教えてくれるでしょう。私から見たバーテンダーという職業は、多くの人と触れあう中で心と技を養っていく職人なんだと思います。職人は極めの世界です、この仕事をチョイスできる人は素敵だと思いますよ。

お店

お酒を美味しく飲むコツ:
ウイスキーを水割りで飲む場合、例えばスコッチなら現地の水に近い硬水で割ると美味しく飲めます。ちなみに当店では『ハイランドスプリング』を使っています。日本のウィスキーなら生産地の水か、他の物でも美味しい軟水で割ると、より味わいが深まります。

 

10の質問!?

1. 自分を動物に例えると?
 犬派

2. 今ハマッテいるもの
 自転車

3. 1日で一番好きな時はいつ?
 日曜日のお酒を飲んでいる時

4. インドアタイプ?アウトドアタイプ?
 アウトドア

5. これだけはこだわっている
 お客様に迷惑を掛けないため、規則正しい生活

6. 生まれ変わったらどうしたい?
 またバーテンダーをやりたい

7. これは人に自慢できる!
 得に無し

8. 今いっちゃん愛しているのは?
 お客様

9. 好きな言葉
 気合い

10. 世の中に一言!
 申し訳ございません

お店こだわりの一品(お薦め):
グレンモーレンジ ユートドュイウッド 余市 シングルカスク

         

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